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プロバイダーのサーバに格納してもらうことができる。

(ハ)パソコン通信との接続

インターネットとパソコン通信の接続としては、現在のところ以下の方法がある。

・telenet接続

インターネットの標準プロトコルの一つであるtelenet接続は、手元のホストを端末として利用し、遠隔地のホストにログインして直接操作できるようにしたもので、インターネットの利用者がLAN環境からパソコン通信にアクセスしたり、パソコン通信の利用者が簡単にインターネットにアクセスする手段として有効である。

・WWW接続

パソコン通信事業者が独自に用意しているWWWブラウザソフトにより、パソコン通信のメニューにインターネットのメニューをアイコンベースで登録、一体化したもの。

・ダイアルアップIP接続サービス

パソコン通信のIDをそのまま利用してインターネットヘのアクセスを可能とするサービスである。通信ソフトとして通常のパソコン通信アクセスのものとは別のソフトを必要とするが、新たにインターネットプロバイダーと契約する必要がないこと、アクセスポイントの数が多いことなどが評価され利用者が増加している。

?B イントラネット

インターネットの技術をそのまま社内システムに活用したイントラネットが話題になっている。その理由として、先ず標準的なソフトウェアプロダクトと低価格のPC、ワークステーション等でシステム構築が可能であることがあげられる。また、クライアントとかアプリケーション・サーバ、データベース・サーバ等による階層構造を導入することにより、標準ソフトウェア・プロダクトで構成できるため、分散システムがよりシンプルにかつスピーディに実現できる。さらに、プロトコルがTCP/IPで統一されているため、社内のみならず社外とも容易に接続できる上、インターネットと同じプロトコルであるためインターネットで接続されている世界中からアクセスが可能となる。イントラネットは、インターネットと接続され世界中の情報リソースも容易に活用できるが、一方では外部からイントラネットヘの侵入も可能となる。このため、ネットワーク上に通信経路の制御を行うルータを設置し、イントラネットか

 

 

 

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